凍結やタイヤなど雪国に住んでいる人の車はどのような対策をしている?

雪国の凍結・タイヤなどの対策

雪国の運転は積雪よりも道路の凍結やアイスバーン(凍った雪)が危険です。

 

積雪だけなら高性能で状態の良いスタッドレスタイヤを履いて、慎重な運転を心がければ問題ありません。
凍結した路面はスタッドレスタイヤを履いていても、スリップを起こす危険性が高いです。

安全な状態を高めるためには以下の3点の対策があります。
  1. 早めかつ状態の良いスタッドレスタイヤを履く
  2. スタッドレスタイヤに加えてチェーンを携行し少しでも不安があればチェーン装着する
  3. 急発進(急加速)、急ブレーキ、急ハンドルを避けた安全運転

 

タイヤの対策で安全性を高められますが、タイヤの状態を過信せずに積雪や凍結の恐れがある道路は常にゆとりのある安全運転を心がけましょう。

 

雪国では、スタッドレスタイヤやチェーンにコストがかかります。

 

少しでも冬タイヤやチェーンの使用頻度を減らしてランニングコストを抑えたい気持ちが出てきますが、事故を起こすと高額な出費だけではなく時間のロスや身の危険が生じます。
コストよりも安全を優先して、冬本番を迎える前から早めの対策を実践してください。

 

 

スタッドレスタイヤの寿命

スタッドレスタイヤの独特な溝スタッドレスタイヤは水分を吸い上げて雪や凍結した路面に食い込むために、独特な形状の溝が入っています。

 

タイヤの溝については夏タイヤと同じくスリップライン付近まで減ったタイミングが交換時期です。

 

スタッドレスタイヤは滑りやすい路面でも安定して走れるように柔らかいゴムを使っています。
走行距離が少ない場合でも、経年劣化でゴムが硬くなると本来の性能を失ってしまいます。

 

夏の間は直射日光の当たらない場所で保管したり、厚手のカバーをかけるようにするとタイヤの寿命が長くなります。

 

ゴムの硬化による寿命は、冬だけの使用で夏に適切な保管をすることを条件に3~5シーズンです。
新品から2年目以降はガソリンスタンド、整備工場、タイヤ販売店などで年に1回はタイヤの硬度を点検してもらうと安心です。

 

ただし業者はまだ大丈夫な状態でも交換を勧めてくることがあるので、適正な判断をしてくれる信頼できるお店を利用しましょう。

 

ネット通販でタイヤのゴム硬度を測る機械が売られています。一流メーカーで1万円前後、中国性では2千円ほどの商品もあります。
自分でタイヤの点検までしたい場合は、ゴム硬度計測器を持っておくと便利です

 

 

スタッドレスタイヤを自分で交換する

タイヤ交換はウェイト調整などが必要で専用の機材がないと難しいですが、ホイールごとの交換であれば、タイヤローテーションと同じ要領でできます。
夏タイヤと冬タイヤ(スタッドレス)の交換を自分でできれば、無駄なく適切な時期でのタイヤ交換ができるようになります。

 

タイヤローテーションはジャッキが2個ないとできませんが、ホイールごとのタイヤ交換は車載工具のジャッキだけでも対応できるので、積極的に挑戦してみてください。
参考記事:既存記事 中級編(1)タイヤローテーション

 

 

2018年12月より始まった全車両チェーン規制

雪道通常のチェーン規制は夏タイヤを装着した車両に限定したもので、スタッドレスタイヤは不要です。

 

2018年12月より一部の豪雪地帯の一般道で積雪量や凍結の危険性に応じて「全車両チェーン規制」が出るように変わりました。
全車両はスタッドレスタイヤを履いている車両も含まれます。

 

2018年より導入された新規制は北海道では見送られました。
本州の豪雪地帯は北海道よりも雪の水分量が多く、車両が通った轍が凍結しやすいことが関係しています。

 

凍結した路面ではスタッドレスタイヤよりもチェーンの方が圧倒的に安全性が高く、近年増えている通行止めによる立ち往生や渋滞を、全車両チェーン規制を条件にして通行止めの基準を緩和する目的があります。

 

つまり、凍結の危険性が高い道路で、なおかつ勾配がある峠道などはスタッドレスタイヤだけでは対処できません。
規制がない時でも常時チェーンを携行して、危険性を感じたらすぐにチェーン装着するようにしましょう。