エンジンオイルは時間の経過で劣化するので、1年に1回のペースで交換するのが望ましいです。

 

基礎知識②オイル交換って何?

 

整備工場車は定期的にオイル交換する必要があるのは、多くの方がご存知だと思います。

 

オイルは車の血液とか、小まめなオイル交換をすれば故障や燃費悪化の予防になると言いますが、仕組みまで理解している人はごく一部です。

 

車を買って間もない頃は小まめに点検とオイル交換をしていても、慣れてくると車検毎の2年に1回しかオイル交換しない人も出てきます。
オイル交換は需要が高いカーメンテナンスの基本なので部品量販店やガソリンスタンドなどで安くできます。

 

なんとなくオイル交換をするのではなく必要性を理解しておくとメンテナンスにお金をかける気持ちの抵抗が軽減されます。

 

 

 

エンジンの仕組み

多くの車にはタコメーターが付いていて、エンジンの回転数をリアルタイムで確認できます。

 

エンジンの回転数はクランクシャフトの回転数になり、4ストロークの場合はピストンの往復回数と連動しています。
ガソリンエンジンの車は、燃料と空気の混合気を作って燃焼室で爆発をさえます。その勢いでピストンを動かしてクランクシャフトを回すことで、車に動力を伝えています。

 

タコメーターで表示されているのは1分あたりの回転数です。4,000rpmなら1分に4千回転する早さを意味していて、車のエンジンは少し移動するだけでも莫大な数字の回転をしています。
ピストンが上下してクランクシャフトが回転する一連の動作には、金属同士が激しく動いて、一部で摩擦を起こしています。

 

エンジンオイルはクランクシャフトやピストンがあるエンジン内部に投入して、潤滑や冷却、密閉、洗浄、防錆の効果でエンジンを守っています
仮にエンジンオイルを入れない状態で強引にエンジンを動かすと、すぐに焼け付いてしまいエンジンが使い物にならない状態に故障します。

 

 

 

オイルの種類

エンジンオイルには、多くの種類がありメーカー純正オイルは部品のみの販売をせず、ディーラーにオイル交換を依頼しないと使えません。

 

純正品でなくても、エンジンオイルの粘度(硬さ)が適切であれば、社外品の安いオイルを使っても問題ありません。
粘度の他にも成分によって、洗浄力やエンジン保護、オイルの耐久性などが変わってきます。

 

エンジンオイルには必ず 「○○Wー○○」といった粘度が大きく表示しています。

 

 

左のWが付く数字は低温時の対応温度、右側の数字は高温やスポーツ走行、長時間走行でエンジンが温まった時の保護性能です。
低温時の温度は0Wが-30度対応で、そこから数字が上がる分だけ下限温度が高まります。(10Wは-20度 20Wは-10度)
右側の高温時の数字は高いほど熱に強いです。

 

粘度によって、エンジンが動作する抵抗が変わってくるので、スポーツ走行など特別な使い方をしない場合は純正オイルと同じメーカー標準値か、そこから5~10ほど異なる粘度を季節によって使い分けると良いでしょう。

 

粘度を決めたら、後はオイルの性能です。成分などを見て判断するのが理想ですが、高級なオイルは保護や洗浄などに優れているなど料金と性能が連動していると思っておけば問題ありません。

 

 

オイル交換が必要な理由

エンジンオイルは潤滑だけではなく防錆や洗浄などの目的もあります。

 

また車の性能を最大限活かすには、適切な抵抗になる粘度を維持しないといけません。
エンジン内部は完全密閉だけではなく、動きを良くするために僅かな隙間が空いていて、燃料の燃えカスによるススが少しずつエンジンオイルに混ざっていきます。
僅かな汚れに加えて、ピストンとクランクシャフトが高速回転を続けていくので、少しずつエンジンオイルが黒く変色していきます。

 

オイル交換のタイミングは色で判断するのが基本で、オイル注入口には量と色を確認できるオイルゲージが付いてきます。

 

黒く変色したオイルは本来の性能を失い粘度も変わってくるので、エンジンを動かす時の潤滑や防錆、洗浄が不十分でエンジン内部に頑固な汚れが沈着していき、最終的には故障します。

 

考え方はいろいろありますが、当サイトでは乗用車を道路交通法の中で普通に使うのであれば、高級オイルを使うよりも安いオイルで3千km前後のペースで小まめなオイル交換をした方がコンディションを保ちエンジン保護に繋がるお奨めのメンテナンス法だと考えています。

 

エンジンオイルは時間の経過で酸化による劣化をするので距離を乗らない場合でも1年に1回のペースで交換することが望ましいです。