タイヤローテーションは自分で行うカーメンテナンスでオススメ度が高い項目です。

中級編【1】:タイヤローテーション

車のタイヤは、走れば走るほどタイヤにある溝が少しずつ削れて無くなっていってしまいます。
溝の残りが2mmほどになると、タイヤ交換のサインの「スリップライン」が現れます。

 

タイヤの寿命を伸ばすには、タイヤローテーションをする事が有効です。

 

一部の豪雪地帯を除き、乗用車の多くは2輪駆動車のシェアが多くなっていて、2輪駆動車の場合は、駆動輪のタイヤの消耗が大きくなります。定期的に駆動輪と非駆動輪のタイヤをローテーションする事でタイヤの寿命を大きく伸ばす事があります。

 

4輪駆動車であってもタイヤの消耗は全て均一ではありません。
一部のスポーツカーを除きタイヤ1本にかかる車体の重量比率は前後バラバラで、走り方によって左右のタイヤの荷重のかかり方も変わってくるので、タイヤのローテーションを行う効果は充分にあります。

 

 

タイヤローテーションに必要な物

 

馬ジャッキ2基

馬ジャッキの画像

前後のタイヤをローテーションするのであれば、最低でも馬ジャッキが2基は必要になります。前後左右を効率的にローテーション作業を行いたいのであれば4基あると便利です。

 

馬ジャッキは2基セットで1,500円~3,000円ほどで揃える事ができ、あらゆる車種への汎用性も高く場所もあまり取らないので、持っておくと便利です。

 

 

タイヤのナットを外す工具

ナットの画像

この他タイヤのナットを外す工具が必要ですが、スペアタイヤ交換用に車載工具が付属されていますので、ジャッキアップとともに車載工具を活用すればお金もかかりません。

 

 

 

タイヤローテーションのやり方

 

<STEP 1>

まずはジャッキアップをして馬ジャッキを噛ませる事からはじめましょう。
ジャッキを噛ませるポイントや手順は、車の取り扱い説明書のスペアタイヤ交換方法を見れば詳しく説明が載っています。

 

前後のタイヤのみをローテーションする場合は、左右のいずれかにジャッキを噛ませてタイヤを浮かせます。
前後左右のローテーションをする場合は、4箇所のジャッキアップするのが効率的です。

 

この際にオートマ車であればパーキング。MT車であれば、いずれかにギアを入れてサイドブレーキもかけておきましょう。

 

 

 

<STEP 2>

ローテーションしたいタイヤが浮いた状態にできれば、あとは車載工具を活用してそれぞれのタイヤをホイールごと外します。

 

 

<STEP 3>

続いて、ローテーションを行い再びタイヤを車に取り付ければ完了となります。

 

タイヤを外す際は、ナットを外す順番は気にしなくても良いですが、取り付ける際は、対角線に星の形を作るように均等に少しずつナットを占めていきます。ひとつのナットを一気に最後まで占めてしまうとタイヤが垂直に固定されずに危険な状態になるので注意しましょう。

 

全部のナットが奥まで締まったら最後に本締めでもう一度力を加えてナットを締めます。本締めをしっかり行わないと走行中の脱輪の原因にもなるので必ず全てのナットをキツく締めましょう。

 

 

タイヤローテーションの応用

タイヤローテーションができるようになると、パンク時のスペアタイヤ交換や、夏タイヤからスタッドレスなどの冬タイヤの交換も自分でできるようになります。一度覚えてしまえば簡単な作業で、車を違う車種に乗り換えても活用できる技術ですので自分でカーメンテナンスをしたい方には是非挑戦してもらいたいメンテナンス作業です。

 

 

 

 

タイヤ交換は個人でやるのは難しい

タイヤローテーションができるようになると、次はタイヤ交換をやりたいと思う方もいますが、タイヤ交換にはホイールからタイヤを外すためのタイヤチェンジャーという大掛かりな機械が必要で、更にバランス調整を行うための機械も必要になるので個人で行うのは難しいです。

 

タイヤ交換を安くしたいのであれば、ネットでタイヤを買って、持ち込み工賃が安いタイヤショップなどに交換を依頼するのがお得です。

 

また、おすすめはヤフオクの活用で、国産メーカーの新品タイヤなどが、業者用の卸値にも負けないくらいの安価で流通しています